谷山浩子と私2
それまでの私の音楽というのは兄の影響ばかりで、自分の好きなものを見つけたい!とあれこれ手を出してきた。
もちろんB'zやユニコーン、ブルーハーツ、X、安室ちゃんなど流行りのものは聴いてた。
その中で私はソフトバレエの【愛と平和】というアルバムにズキュンされ、そこから森岡賢さんに恋をした16の春。
モッズブームでブリティッシュロックやらカルトGSやらネオGSだとかグループサウンズにはまって軽音部に入った18歳。
大学生になるとベスパに乗って夜な夜なクラブへ行って踊って飲んでしょうもない悩みをとてもエラそうに悩んでたな。
ハタチ前後なんて「何の為に」とか「誰の為に」とか言って無駄に生きる意味とか考えてちゃう時期で、鬱々と過ごして頃に聴こえたのが
そうよあなたがだれかをあたためる夜に私は一人で凍えて死にたい
こんな歌詞が小6ゴコロに刷り込まれてたとは。
強烈な言葉たちだ。
大学3年の夏、突然私の中で目覚めた。忘れかけてた空恐ろしさと優しさが混じる懐かしい谷山浩子の音楽が。
これは…何て曲だったろう?
谷山浩子の曲だったことは覚えてる
[風のあたる場所]
それから谷山浩子を改めて聴きだした。今から20年ほど前の話。